電気はほぼ100%再エネ ― アイスランドのエネルギーのしくみ

電気はほぼ100%が再生可能エネルギー

アイスランドで使われる電気は、ほぼ100パーセントが、再生可能エネルギーでつくられています。

電気はほぼ100%が再生可能エネルギー

暖房や車なども含めた国全体のエネルギーでも、約85パーセントが国内の再生可能エネルギーです。

この記事の内容は動画でも見られます

2つの自然の力

地熱:地下に熱いお湯と蒸気

一つめは地熱。火山の島なので、地下には熱いお湯と蒸気がたっぷりたまっています。

二つめは水力。氷河がとけた水や雨が、高い土地から川になって勢いよく流れ下ります。

電気のおよそ7割が水力、残りの3割ほどが地熱でつくられています。

お湯で街ごと暖める

暖房の約9割は地熱。お湯をパイプで各家へ

家の暖房の約9割は地熱です。地下からくみ上げたお湯を、パイプで家々に送っています。

始まりは1930年。レイキャビクで約3キロのパイプを引き、学校などを暖めました。

地熱のお湯は温水プールや温室にも使われ、暖房費は世界でも安い水準です。

石油危機がきっかけ

1973年の石油危機で、原油の値段が高騰

大きな転機は1973年の石油危機。世界の原油の値段が大きく上がりました。

当時は暖房の約半分が石油。国をあげて地熱に切り替え、1985年には約5パーセントまで減らしました。

使い道と、残る課題:使い道と残る課題

アルミ工場が電気の約7割を使う

電気が安くて豊富なため、アルミニウムの工場が集まり、電気の約7割を使っています。

発電所で出る二酸化炭素を、地下の岩に変えて閉じ込める、カーブフィックスという技術も生まれました。

一方で、車や漁船は、まだ石油が中心です。ここが、これからの課題です。

まとめ

火山と氷河の島だからできた、自然の力の暮らし

火山と氷河の島だからこそできた、自然の力で暮らすしくみ。アイスランドの大きな魅力です。

  • 地熱:地下に熱いお湯と蒸気
  • 暖房の約9割は地熱。お湯をパイプで各家へ
  • 1973年の石油危機で、原油の値段が高騰
  • アルミ工場が電気の約7割を使う

出典

  • Wikipedia「Electricity sector in Iceland」
  • Wikipedia「Energy in Iceland」
  • アイスランド国家エネルギー庁
  • Wikipedia「Energy in Iceland」(2025年)
  • アイスランド国家エネルギー庁(2020年)
  • アイスランド国家エネルギー庁(GEOENVI 掲載)
  • Wikipedia「Electricity sector in Iceland」(2013年)

アイスランドの「へぇ!」を毎日発信しています。
▶ YouTube:アイスランドの魅力 ▶ Instagram:@kippa_kuriosa

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA